経済ニュースを見てみた
テレビって人によって本当に見るものが違う。
その頃の私が見ていたのは、
アメトーク
ロンハー
クドカンのドラマは見たいなー
あとドリーミーなものも好きでイイ大人だけどジブリとかハリーポッターとかやってると見ちゃうよねー
というチャンネル編成でした。
ところが母が見るのは経済ニュース。
あと株価が見られる番組。
よくこんなつまらんもの見るな〜〜って思いつつも、私が見たい番組とは時間がかぶらないから一緒にぼーっと見ることにしてみました。
(ちなみに番組名はテレ東のWBS ワールドビジネスサテライトです)
ボーッと見てても、だんだん経済の事に詳しくなっちゃうかもー、、、なんて期待して。
経済のスピードラーニング的なものを狙ったんですね。
これが良かった!
経済のことを考える人の雰囲気とか、空気に慣れた。毎日見てると、今日のスーツ素敵だなぁとか、なんか元気ないけど二日酔いかい?とか余計なことを思いつつ、大人の世界に親しみを感じ始めました。
さらに、その時勤めていた会社が良かった。
「資産は運用すべき」発言の上司は、厳しいし気難しいけど、私をきちんと大人として扱ってくれる人でした。
それまで、セクハラされたりパワハラされたり、女ということで差別されたり。
若い女をまともに扱ってくれる就職先に巡り会えない20代を過ごしたんですよ。
ところがやっと大人として仕事を評価してくれる人に出会えましてね、真面目に働いて、失敗したら謝って、成功したら褒められる、という当たり前の人生を手に入れたところだったのです。
ジブリやらハリーポッターの世界に逃げていたアダルトチルドレンは思ったのです。
現実って悪くないかも。
ズルをしないで真っ正直に努力して、それが評価される世界があるなら、経済もそうやってできているのなら、面白いかもしれない。
それで再び、ようやく、雑誌のバックナンバーを開いてみることにしました。