モテたいんだ日記

モテたい気持ちを綴ります

森高千里 礼賛

昨日、NHKの歌番組を見ていた。

一青窈ハナミズキを歌った。なんだか昔よりも声が伸びていないし、「私、音程で遊べるのよ」みたいなフリでCD音源とは違ったアレンジで歌っていて鼻白んだ。

でもまあ、NHKホールで1曲歌うというのはやはりそれなりの体力や技術がいるのだろう。30代であろう一青窈は最後の方はけっこうヘロヘロしていた。

 

そしたら次に、森高千里渡良瀬橋を歌った。

びっくりした。

声はあの頃のままアイドル声、しかもおそらくキーも変えていない。歌い方もCDのままなのである。

Aラインのひざ丈スカートからはしまったフクラハギがのぞき、姿勢は真っすぐだった。

その姿になんだか感動を覚えた。

芸能人たるものテレビカメラの前に立つにはそれなりのメンテナンスが必要であろう。

ボトックスやヒアルロン酸注入などプチと呼ばれる整形をするとちょっとテレビ映りが良くなったりするので、それくらいは「メンテナンス」の部類に入る時代となったと思う。

けれど、森高は違った。

何も入れてなさそうなのだ。

ボトックスを打つと顔がきゅっとしまって、引きの映像でも顔立ちがはっきりする。比較対象として同時に出演していた一青窈がそんな感じだった。

引きの映像で森高の目は小さく、輪郭はぼやけ、これだけプチ整形の蔓延しているテレビ映像の中では異彩を放つほどであった。寄りの映像では肌の質感(たるみ)も見える。

が、しかし。

40代、プチ整形をほどこさないでこのレベルであるとしたら、この人こそメンテナンスの女王である。天然ナチュラルでここまで地上波デジタルに耐え得る人間が他にいるだろうか。

さらには歌い方も。

奇をてらわず、CDと同じように、音楽に疎い視聴者の期待を裏切らない歌い方だった。ミュージシャンという肩書だけを振り回して誤魔化すアイドル崩れが多い中、「これが本当のプロだ」と私は膝の上で握ったこぶしを震わせていた。

森高も歌い終わった頃には消耗を感じさせた。けれど「やってやったぞ」という力が目に宿っていた。

一青窈を引き合いに出して申し訳なかったかなと思うけれど、同時に出演していたNMB48は衣装も下品だし歌は下手だしでとても比較にならない程だったので仕方ない。

谷村新司さんがNMBにハモろうとしていて、「もったいないことさせるな」と呟いてしまった。

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